真夏の鍋学

　たとえ、また鍋なのかと言われてもいいんです。

戻り梅雨　夕べの膳にふくきたる

　こんなに鍋があう魚もないと思うんですよ。数年前アマダイ釣りの折り、たまたま釣れたハタで鍋をした時もそう思ったんですが、ハタなんてそうそう手に入るもんじゃないので、その座は文句無しでフグに譲られるのです。

　前回といい今回といい、釣りの翌日は薄ら寒い日になると言う好都合。心置きなく鍋なんかしちゃう訳ですよ。しかも、２度目ともなると妻の意気込みも増し、水菜やら豆腐やらが加わり鍋らしさも増強され、かなり気に入ってしまった様子が伝わります。差詰めフグのハリハリ鍋ですな。

　フグは大小２尾使ってみました。なんだか大きい方が薄皮の弾力があるので、口に入れた時のインパクトが良いんですね。前回は小振りのフグだけだったので判らなかったんですが、鍋には少し大きめの魚が合うと思いますよ。

　フグが何故鍋に合うか考えると、フグから良い出汁が出るからだという事は恐らく誰でも気付くと思いますが、もう一点、一緒に煮る野菜等の旨味を逆にフグが吸収するのではないかと考える訳であります。そういった事が鍋に合う理由ではないかとワタシは思うんであります。どうですか。

　今年は後何回フグ鍋が行われるんでしょうか。そして、そのたんびに同じ様な写真と同じ様な話しがここに書かれるんでありましょうな。
　兎に角、フグを釣ったら必ず鍋をする事を強くお勧めするのが、今日のワタクシの役割であると、ワタクシ気がつきましたので、これからもネタがないときは何度もフグ鍋の話に頼ることでしょう。

　柚子コショウとポン酢って最強の鍋アシストだわ。

タグ：釣魚料理 フグ料理 フグ鍋

コメント 8

菖蒲さん、フグの原理はともかく、円満に釣りを続けるには、美味しい魚を釣ってくるかどうかに懸かっているのだけは分かった気がします。
by マイティー (2009-07-24 06:37) 

マイティーさん＞
　気付きませんでしたが、それが真理だと思います。（笑）
　釣りから家庭を科学する、当ブログのテーマです。うそ。
by 菖蒲 (2009-07-24 08:14) 

菖蒲さん、

暑いときに熱いものor辛いものは合いますよね。
ただスーツのとき食べるとキツイっす（笑）
ふぐ鍋かぁ。
あの出汁がたまらないんだよなぁ。
なんで身は淡白なのに、あんな味が出るんだろう。


by りんりんパパ (2009-07-24 11:07) 

そこにふぐがあるから鍋にした・・・
こんなカフカ的フレーズが似合います。
そこにふぐがあるから鍋にした・・・
広めましょう（笑
by みの (2009-07-24 12:29) 

りんりんさん＞
　スーツってやっぱり夏は辛いんでしょうね。ワタシはスーツ着る職種じゃないものでその辛さは想像上でしかないですが、スーツで夏鍋って、あえてやってみたい気もしますわ。
by 菖蒲 (2009-07-25 00:51) 

みのさん＞
　をー、ブンガクですねえ。広めましょう。
　でも、カフカと聞いて一瞬フカヒレを思い浮かべたワタシにはブンガクは敷居が高いかもしれませんの。
by 菖蒲 (2009-07-25 00:55) 

確かに、鍋には、大きいショウサイの方が美味く感じます。
しかし、それが薄皮の弾力によるとの推察は、なるほど～！ですね。
たまに、アカメ（ヒガンフグ）が混じって釣れることがありますが、アカメはショウサイよりも身に弾力があって、鍋にすると、すこぶる美味だと思っています。
もし釣れたら、アカメ鍋を是非やってみて下さい・・・・そして、その時の菖蒲さんの評価がとても楽しみです！
by ＫＯＢＩ (2009-07-26 23:23) 

薄皮の弾力は、舌触りにもかなり主張してきますし、うまさの一因と思ったしだいであります。
そしてアカメ鍋。これはまたフグ釣りの楽しみが増えました。
この先はフグ一筋！　といくかどうか（笑）
by 菖蒲 (2009-07-31 11:21)