白子探訪記第4話 7月13日-ショウサイフグ [フグ話]
ダイワのロッド、リーディングカワハギをいじくって、フグ用穂先を付ける改造も、ナンダカンダで3本目。
使うたびに調子が気になって作り直し、漸く良さそうな所に行き着いたのは、普通に8:2調子の正調湾フグ調子だったりして。
本日はこの集大成の竿おろしであります。
そんな日なのに、モンモンとした以前からの思いがついに・・・
席札を取りにボードの前へ。南南西の風、1日上げ潮。後ろ寄り、出来れば右側がいいのかなあ、なんて思いながら見てみれば、右後ろから6席分ソールドアウト。
おおおお、この様子では今日は左じゃ釣れそうにないじゃない。と、しょんぼりしても仕方ない、どのみち潮は後ろに行くだろうからと言う事で、ミヨシも空いていたが、不人気の左、トモ2番に席を決めた。
札を取ってのれんをくぐってみれば常連さんが談笑中。この方々が右側でばかすか釣ってしまうんだろうなあ。少しは左側にも分けて下さいねと、心でお願いして受付へ。
で、口から出た言葉が「すみません、フグ竿ください」
折角具合良さそうに竿が出来たのに、いきなりの衝動買い。前からもんもんと気になっていたんですけどね。
と言う訳で今回は改造竿(改造費千円ちょい)と宿の高級竿(3万円)の釣り比べだったりもします。
船は今日も大貫沖へ。予想よりも風があるが思ったよりも波は無い。
まずは宿オリジナル。総重量は凄く軽いと言う訳ではないけど、リールを付けて持った感じはさすがに良いバランス。極々先調子で急テーパー、9:1調子といった感じ。トップから3番目のガイドまでが命な竿。
後から船長に聞いた話では、製造を頼んでいるサクラ釣り具の削りだしの機械でも、削っている時にクラックが入り駄目になる事がある程だとか。繊細なのねー。
ポイントに到着して仕掛けを下ろしてみると、ゆるく左手斜め方向に糸が出て行く。風は南向き。
これは今のうちに釣っちゃえってことだぞと神経集中。オモリも5号でスタート。
間もなく魚の気配。よーし、食え〜、と念力を送ると、お隣トモ3番目の方に船中1号が、あれ、そちらでしたかとトホホモードで餌だけロスト。しかし間もなくワタシにも。新竿での記念すべき1尾目をゲットであります。
当たり前なんだろうけど、専用の竿って気持ちいいなあ。ワタシのなんちゃってフグ竿とは違いますわ。もう今日はこの竿で行っちゃおう。と、へらへらしながら2尾目をゲット。
アタリが止まらない。これは凄いぞ、魚もやる気だ、じゃんじゃん釣るぞと勢いを込めた矢先、餌だけ取られるパターンにはまる。
やはり道具では無く、腕なのね、そうなのね。で、隣の常連さんが同じ竿でポンと3尾目を上げる。
10時頃オオドモの常連さんが早くも「飽きた」とか言って右舷へ遊びに行ってしまうと、船長がやって来て釣り始めた。
お、これは見学しておこうとよそ見した瞬間、あろう事かリール巻き過ぎ、いきなりの穂先損傷。7千5百円チャリーン。
あー、うー。ダ、ダメージが大きすぎる。悲しすぎる。これは衝動買いにたいする罰か、改造竿の嫉妬か。泣きながら、リーディング改を組んで再開。
すると、しょうがないねえと竿が言ったか、神のご慈悲か、すぐに3尾目がヒット。お前もやるじゃないかと、我がスペシャルロッドをなでてみる。
おれの8:2調子、良いじゃないか。
それでもいよいよ食いが落ちてしまい、11時過ぎに船はやや浅い方へ移動。相変わらずアタリのある時に釣れないヤツなんだなあ、ワタシって。
ポイント移動後もあまりぱっとせず、時折アタリが出てもヒイラギだったりシロギスだったり。回りも時折ぽつりぽつり。
潮も速くなって来たので、オモリは8号へ。
バケツの中は変わらないままお昼を迎え、今日は宿の弁当300円也でオナカを満たす。因に今日はシャケ弁当。
13時を回り、潮がだんだん強くなり、気持ち船下に仕掛けが入る様な角度で後ろに流れて行く。速い潮ではないが押しが強い感じ。オモリ8号でもなんとか止まるけど非常にやりづらい。
慰めにオモリを10号に変えて誘う。手前に寄せるように誘い上げて流れた先で待つ、みたいな感じを地味に繰り返しているうちに久々のアタリ。3回目の合わせでなんとかヒット。漸くバケツに4尾が泳ぐ13時30分。
小移動があって、同じようにひたすら地味に誘っているとアタリが出る。比較的小さなアタリだが、一応フグがつついていると思われ、次のアタリで合わせるとヒット。ぐんぐんと暴れる引きがたまらない。
そしてこの頃多いらしいヒイラギに苛つき、何度か空振りをしつつも、もう1尾追加。餌ばりに食って来た。
なんだか、潮の向きはやりにくいものの、誘ってるとちゃんと寄ってくるのが今日のフグの気持ちらしく、アタリは良く出る。掛けられるかは別問題。
14時15分、最後のポイント移動で少し沖に場所をうつし、外道のヒイラギも徐々にサイズアップをして来た頃(嬉しく無い)、再びアタリが増えて来た(嬉しい)。
アタリが増えて、何となく手もあって来て、久しく味わっていなかった入れがかりが4尾連続した所で餌も無くなる。時間も15時近く、少し延長するようだ。
するとお隣の常連さんが、餌が余っても仕方ないから使って下さいと、餌のお裾分けをして下さった。
お礼をして有り難く拝借。おかげさまでもう1尾を最後に追加してゲームセット。
最後に盛り上がると、とっても良い気分になれますねえ。
初めは左舷は駄目かと思ったものの、意外と魚は回ってくれて結構楽しめたし、おかげさまで竿頭もいただき、竿もバッチリ・・・
と道具を片付けながら朝の出来事を思い出しブルーに。
あー、うー、7千5百円・・・・。チャリーン。
■釣行データ
2011年7月13日日曜日
中潮 干潮9:18 満潮16:32(第1海堡)
[風] 南南西 5~6m
[波] ちゃぷちゃぷ[潮色] 濁り気味
[宿] 浦安吉野屋 7:00出船
[ポイント] 大貫沖6~9メートル前後
[釣り座] 左舷トモ2番
[タックル]
竿:リーディングカワハギ・改 MK.III
吉野屋オリジナル
リール:シマノ・スコーピオンXT 1501-7
道糸:PE0.8号 先糸:フロロ4号50センチ
[仕掛け] カットウ、錘5~10号
[釣果] 26~30cm 11尾(船中釣果 2~11)
*餌:3パック+お裾分け2匹消費
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使うたびに調子が気になって作り直し、漸く良さそうな所に行き着いたのは、普通に8:2調子の正調湾フグ調子だったりして。
本日はこの集大成の竿おろしであります。
そんな日なのに、モンモンとした以前からの思いがついに・・・
席札を取りにボードの前へ。南南西の風、1日上げ潮。後ろ寄り、出来れば右側がいいのかなあ、なんて思いながら見てみれば、右後ろから6席分ソールドアウト。
おおおお、この様子では今日は左じゃ釣れそうにないじゃない。と、しょんぼりしても仕方ない、どのみち潮は後ろに行くだろうからと言う事で、ミヨシも空いていたが、不人気の左、トモ2番に席を決めた。
札を取ってのれんをくぐってみれば常連さんが談笑中。この方々が右側でばかすか釣ってしまうんだろうなあ。少しは左側にも分けて下さいねと、心でお願いして受付へ。
で、口から出た言葉が「すみません、フグ竿ください」
折角具合良さそうに竿が出来たのに、いきなりの衝動買い。前からもんもんと気になっていたんですけどね。
と言う訳で今回は改造竿(改造費千円ちょい)と宿の高級竿(3万円)の釣り比べだったりもします。
船は今日も大貫沖へ。予想よりも風があるが思ったよりも波は無い。
まずは宿オリジナル。総重量は凄く軽いと言う訳ではないけど、リールを付けて持った感じはさすがに良いバランス。極々先調子で急テーパー、9:1調子といった感じ。トップから3番目のガイドまでが命な竿。
後から船長に聞いた話では、製造を頼んでいるサクラ釣り具の削りだしの機械でも、削っている時にクラックが入り駄目になる事がある程だとか。繊細なのねー。
ポイントに到着して仕掛けを下ろしてみると、ゆるく左手斜め方向に糸が出て行く。風は南向き。
これは今のうちに釣っちゃえってことだぞと神経集中。オモリも5号でスタート。
間もなく魚の気配。よーし、食え〜、と念力を送ると、お隣トモ3番目の方に船中1号が、あれ、そちらでしたかとトホホモードで餌だけロスト。しかし間もなくワタシにも。新竿での記念すべき1尾目をゲットであります。
当たり前なんだろうけど、専用の竿って気持ちいいなあ。ワタシのなんちゃってフグ竿とは違いますわ。もう今日はこの竿で行っちゃおう。と、へらへらしながら2尾目をゲット。
アタリが止まらない。これは凄いぞ、魚もやる気だ、じゃんじゃん釣るぞと勢いを込めた矢先、餌だけ取られるパターンにはまる。
やはり道具では無く、腕なのね、そうなのね。で、隣の常連さんが同じ竿でポンと3尾目を上げる。
10時頃オオドモの常連さんが早くも「飽きた」とか言って右舷へ遊びに行ってしまうと、船長がやって来て釣り始めた。
お、これは見学しておこうとよそ見した瞬間、あろう事かリール巻き過ぎ、いきなりの穂先損傷。7千5百円チャリーン。
あー、うー。ダ、ダメージが大きすぎる。悲しすぎる。これは衝動買いにたいする罰か、改造竿の嫉妬か。泣きながら、リーディング改を組んで再開。
すると、しょうがないねえと竿が言ったか、神のご慈悲か、すぐに3尾目がヒット。お前もやるじゃないかと、我がスペシャルロッドをなでてみる。
おれの8:2調子、良いじゃないか。
それでもいよいよ食いが落ちてしまい、11時過ぎに船はやや浅い方へ移動。相変わらずアタリのある時に釣れないヤツなんだなあ、ワタシって。
ポイント移動後もあまりぱっとせず、時折アタリが出てもヒイラギだったりシロギスだったり。回りも時折ぽつりぽつり。
潮も速くなって来たので、オモリは8号へ。
バケツの中は変わらないままお昼を迎え、今日は宿の弁当300円也でオナカを満たす。因に今日はシャケ弁当。
13時を回り、潮がだんだん強くなり、気持ち船下に仕掛けが入る様な角度で後ろに流れて行く。速い潮ではないが押しが強い感じ。オモリ8号でもなんとか止まるけど非常にやりづらい。
慰めにオモリを10号に変えて誘う。手前に寄せるように誘い上げて流れた先で待つ、みたいな感じを地味に繰り返しているうちに久々のアタリ。3回目の合わせでなんとかヒット。漸くバケツに4尾が泳ぐ13時30分。
小移動があって、同じようにひたすら地味に誘っているとアタリが出る。比較的小さなアタリだが、一応フグがつついていると思われ、次のアタリで合わせるとヒット。ぐんぐんと暴れる引きがたまらない。
そしてこの頃多いらしいヒイラギに苛つき、何度か空振りをしつつも、もう1尾追加。餌ばりに食って来た。
なんだか、潮の向きはやりにくいものの、誘ってるとちゃんと寄ってくるのが今日のフグの気持ちらしく、アタリは良く出る。掛けられるかは別問題。
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アタリが増えて、何となく手もあって来て、久しく味わっていなかった入れがかりが4尾連続した所で餌も無くなる。時間も15時近く、少し延長するようだ。
するとお隣の常連さんが、餌が余っても仕方ないから使って下さいと、餌のお裾分けをして下さった。
お礼をして有り難く拝借。おかげさまでもう1尾を最後に追加してゲームセット。
最後に盛り上がると、とっても良い気分になれますねえ。
初めは左舷は駄目かと思ったものの、意外と魚は回ってくれて結構楽しめたし、おかげさまで竿頭もいただき、竿もバッチリ・・・
と道具を片付けながら朝の出来事を思い出しブルーに。
あー、うー、7千5百円・・・・。チャリーン。
■釣行データ
2011年7月13日日曜日
中潮 干潮9:18 満潮16:32(第1海堡)
[風] 南南西 5~6m
[波] ちゃぷちゃぷ[潮色] 濁り気味
[宿] 浦安吉野屋 7:00出船
[ポイント] 大貫沖6~9メートル前後
[釣り座] 左舷トモ2番
[タックル]
竿:リーディングカワハギ・改 MK.III
吉野屋オリジナル
リール:シマノ・スコーピオンXT 1501-7
道糸:PE0.8号 先糸:フロロ4号50センチ
[仕掛け] カットウ、錘5~10号
[釣果] 26~30cm 11尾(船中釣果 2~11)
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2011-07-14 16:36
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コメント(4)
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菖蒲さん、バンザ~イ、つ抜け、おめでとうございます。
フグさんの魚信は結構あったようですから、楽しい釣りが出来ましたね(^^)
漬けにも十分回せるし、食って美味しいフグを堪能して下さい!
by fu-goo-log (2011-07-14 21:37)
fu-goo-log先輩、ありがとうございます!
フグは漸く上向き傾向かも知れません。
今年は白子を堪能しております(笑)
by 菖蒲 (2011-07-14 22:44)
菖蒲さん、
弁当見てて「およ、行ったんだ」と気づきましたよ。
たくさんグ~フ~釣れて面白かったようだけど高くついちまったようで。チ~ン♪
しかし毎日あっち~ねぇ。
by りんりんパパ (2011-07-15 11:29)
りんぱぱ、まいど。
そうなの、高いフグ釣りになっちゃった。でも、仕方ないやね〜。
あついあつい。
今日は待ちきれずウナギ弁当にしちゃったよ。
冷たーいビールが飲みたーい。
by 菖蒲 (2011-07-15 13:12)