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かっとびの 潮がはこんだ ふくとなべ [フグ話]

 なんだかんだと、8月入って初の船釣り。

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ちょいと曇りがち・・・まさかまた雨が!?

 今月は週末に仕事が食い込んでしまったり、行こうと思っていた釣り宿が盆休みになっていたりと、釣りに出かけるタイミングを逃しっぱなしで、ようやく昨日出かけて来たですよ。
 お宿は前回のタチに続いて鶴見の富士丸。釣りものはこの夏からはまってしまったショウサイフグであります。今時期はトラフグが結構交じるってんで早速の皮算用。天気予報も晴れを告げ、凪の快晴太鼓判、果たして8月の大貫はいかなる結果と相成りましょうか、。べべべん。

 久々の釣りだな~なんつって浮かれた頭で布団にもぐりこみ、ぐっすり眠ったと思って時計を見たら午前2時。よく見たら目覚まし時計のセットをしていなかった事に気づいてあわてて4時に合わせてもう一眠り。アブナイアブナイ。よくやるですよね~、目覚ましのかけ忘れ。しかし、一度目が覚めちゃったら、なんだかもう眠れなくなって、結局そのまま起きて時間に出発。6時頃宿に到着すると既に艫は両方埋まっていたので左の舳に座ることに。平日だし艫に入れるかと思ってましたが甘かったっすね。それにしてもその艫に座っていた人の若いこと。多分20代半ばといったあたりのイケメンのお兄さん。フグ釣りってファン層広いなあ。因みに、本日の釣り客は全部で5名。

 小1時間走って大貫沖に到着、船長さんの合図でカットウを放り込むと、びゅーんと艫に流れていくじゃあーりませんか。なんつうカットビ状態。7号の錘を10号にしたところで何も変わらず糸は後ろにすっ飛んで行きましたとさ。左舷にはワタシと艫のお兄さん二人だけだったのでオマツリこそしないまでも底がさっぱり判らず、速い潮に慣れていないワタシはとまどうばかり。どこまでも糸を送っていける艫が羨ましすぎるっす。しかも、釣ってるからまたワタシを焦らせる。仕方が無いので舳先の方に出来るだけキャストして、流しながら底を取って探っていく方法を取ってみました。今日は投げたりしやすいようにスピニングリールにしてきたんですが、こんな形で役に立つとはおもわなかったっす。
 一瞬でも底が取れるとやっと水深もわかり、引きずってるんだか浮いてるんだかもなんとなく掴めてきて、周りから遅れて9時過ぎに漸くアタリが出始めた。仕掛けを回収すると餌はとられているので、穂先に出ている振動が底を引きずっているのではなく、魚が来ているんだと確信も出来たので、キャストして底をトレースしてくる釣り方を繰り返す。流される仕掛けが自分の真下を過ぎ、糸が斜めになって竿を引っ張り始めたとき、再びアタリらしき変化が出たので軽くあわせると漸く本日の1尾目にご対面の9時36分。

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やっと出ました

 似たような釣り方で1尾を追加しますが1時間ほど沈黙。仕方ないのでいなりずしなど頬張りつつ右舷の釣り人のバケツを覗くと、皆さん良い型のフグが5尾ほど元気に泳いでおりました。更に更に丸々太ったトラフグ様まで。がーん。こんな潮のときはどうしたら良いのだ。船長は錘の止まるところで止めて待てと言うが錘止まらないしなあ。誘うと余計に流されるから動かせないし。うーん難しい。
 と、うなっていると投げた仕掛けは相変わらず流されて戻ってくるのだが幾分潮が緩んだのか、真下を過ぎて海面から45度くらいの角度で錘が止まるようになってきた。誘うと相変わらず流れてしまうが、引っ張れば戻って来る。大分釣りやすくなってきた所で久々ヒットの11時前。

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 昼が近づくに連れ徐々に潮は緩み、セオリー通りに誘っていれば、ぽつぽつと顔を出してくれるようになって来た、それにしても今日のフグは合わせが決まると上に泳ぐ様で、かすっただけかと勘違いする事が多く、餌を付け替えなければとリールを巻いていると少し巻いてから引き始め、あら、居たのねというパターンでした。巻いてる途中で食い上げて来るなら分るんですがねぇ。よくある事なのかしら。だから今日は合わせてズシッと竿を止めるような、あの快感があまり味わえなかったのがちょいと残念でした。

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 朝のうち雲が多かった海の上も、気づけば快晴。秋のうろこ雲の様な平べったい雲と、入道雲が同時に浮かんでおりました。風はからりと心地よく、潮さえもう少し優しければとも思いましたが、なかなか良い一日でした。なんたって、フグ三度目にして初のツ抜けを達成できましたからね。ぽつぽつと20~25センチを11尾で、20センチくらいが殆どでした。間もなく終了と言う頃に右舷の艫で本日2本目のトラフグが上がってました。いいなー。なんだか今日は右側が好調だったのかな。

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素敵な青空~しかしこの後・・・

 鶴見橋をくぐってもうじき船着場。しかし、この写真の反対側、すなわち進行方向には真っ黒な分厚い雲が・・・。前回のタチウオのときも土砂降りのカミナリ、今回も帰り道、川崎辺りから日本橋を過ぎる辺りまで土砂降りに遭遇。どうにも、ワタシと富士丸はそういう相性なのかしらん。


釣行データ
2009年8月24日月曜日【中潮 満潮6:42 干潮12:48】
宿:鶴見 富士丸 7:30出船
ポイント:大貫沖
風:午後からチョイ強めに吹きました
水色:うす濁り

仕掛け
カットー7~10号

竿
舟用小物竿(7:3)

リール
スピニング シマノ2000番 
道糸PE0.8号

船中釣果 7-23

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コメント 12

マイティー

菖蒲さん、まったりとフグ釣りを楽しまれた様ですね。カットウなど経験もないので、潮の早い時の対処法は分かりませんが、これだけ釣れればOKですね。そう言えば夕方ひどい雷雨がありましたね。
by マイティー (2009-08-25 14:42) 

菖蒲

マイティーさん、こんにちは。
まさに、夕方の雷雨に遭遇でありました。
バイクで走行中、クーラーボックスなどはちょうどよく塩が落ちましたが、体はずぶぬれでした。おかげで夜は寒いくらいでしたね。
鍋にもってこいでした^^。
by 菖蒲 (2009-08-25 14:59) 

KOBI

昨日は富士丸フグに行かれたんですね。私もご一緒したいところでしたが、残念ながら、仕事だったので・・・。
前半は半端じゃない速潮だったようですね(大貫沖も場所によって潮が速いところがありますね)・・・それで、潮尻の釣り座じゃ、厳しいです。潮が速い時の潮尻釣り座では、やはりオモリが止まったところでアタリを待つのが通常の対処法でしょうが、10号オモリが止まらない状況では、どうしようもないです。仕掛けを潮上に投入して、苦肉の対応をされたようですが、糸フケも出て、アタリも出難くなっちゃうでしょうし、掛け損じも多くなっちゃうでしょうね。
私は、そんな酷い状況はあまり記憶にありません・・・・そんな状況を想定して、普段から0.5号のPEラインを使ったり、12~20号のオモリも忍ばせてありますが、これは出番がありませんもん。
後半は状況も良くなったようですが、当日の風向き・潮時表から左ミヨシは終日厳しい釣り座だったかもしれませんね。右舷優位の結果も納得です。そんな条件下では、苦戦は止むを得ないですかねぇ~・・・ツ抜けクリアの釣果を良い方に考えるしかないんでしょうね。
お疲れ様でした!
by KOBI (2009-08-25 15:59) 

りんりんパパ

菖蒲さん、

ツ抜けおめでとうございます。
しばらく豪勢な食卓になりそうですね。
いや~、お裾わけしてほしいなぁ^^;

by りんりんパパ (2009-08-25 19:33) 

みの

僕は2度寝けっこう好きですねぇ。
平日は少し早く起きてちょこっと仕事の準備して、
またちょいとうとうと寝てから出かけてます。
なんでか2度寝れるというのに喜びを感じるのです、なぜか(笑
ただし3度寝は厳しいですね。
寝過ごすか寝れないかのとちらかになってしまいます。

今回のフグ釣行は潮が速かったようですが、
見事につ抜けできましたね!
おめでとうございます!
メキメキとフグの腕をあげてますねぇ~~
by みの (2009-08-25 21:17) 

fu-goo-log

祝!つ抜け(^0^)
潮のかっ飛び、新素材のPE0.8号でも手こずったんですね。

私は1.5号を使ってますので前日はさらに大苦戦!^^;;)
潮が緩んだ時だけ連発でしたが、底立ちが出来ずに…。

リールのスピニング&両軸、PEの太さ加減、
フグ専用竿&キス竿の選択などの組み合わせに
いろいろ悩みました。

そんな悪条件の中で初のつ抜け!さすがですよ。
おめでとうございます。
by fu-goo-log (2009-08-25 22:03) 

菖蒲

KOBI師匠>
 解説有り難うございます。なかなか、釣り座選びが良くわかりませんが、辛い座席でのつ抜けは良い方に考えたいと思いますです。次に何時行けるか、その時が今から楽しみであります。
by 菖蒲 (2009-08-25 22:06) 

菖蒲

りんりんさん>
 お裾分け、次回は宿の帰りにお届けしましょう(笑)。
今回はキツかったですがなんとかツ抜けしました。今後は数釣りの季節と言うから、ますます燃えて来ます。カシラの半分くらいを目標にしたいんですが、果たしてどうなるか・・・サバも食いたいし・・・
by 菖蒲 (2009-08-25 22:11) 

すずきん

お疲れ様でした。
ここ数日、船宿釣果も上がっているなぁって思っていたんですが、どうして、大変な状況だったようですね。
そんな中ツヌケはご立派、おめでとうございます。
私も、早くツヌケした~い ^^;
by すずきん (2009-08-25 22:14) 

菖蒲

みのさん>
 腕が上がっているのかなんなのか、良い方に考える様にしたいですが、この日野毛やの船長?は50尾たたき出してますからね。名人を目指すつもりもありませんが、どうして自分にはかからないのか。いろいろ研究課題は多そうです。

by 菖蒲 (2009-08-25 22:18) 

菖蒲

fu-goo-log先生>
 前日もカッ飛んでいたんですか、もっと重い錘も準備しておくべきなんですね、勉強になります。
 そこ立ちはなかなか取れませんでしたが、魚影は凄くこさそうな一日でした。入れて2秒で餌がカッラポになるなんてざらでした。
 あたりが分っているのにかけられないのが今後の課題です。合わせが遅いというのが理由なのにそれが上手く出来ません。
by 菖蒲 (2009-08-25 22:28) 

菖蒲

すずきんさん>
 魚はいますね、トップの釣果が物語ってますが、ワタシはツ抜けしたとは言えブービーですからね。難しくも面白い釣りですなカットーは。
by 菖蒲 (2009-08-25 22:32) 

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