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フグ白子捕獲調査報告 [フグ話]

 散々タチタチ言っておいて、結局フグ釣りに行ってしまうんです。

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朝の吉野屋フグ釣り船。1号船、満員です。

 吉野屋の湾フグと言えば、休日は乗れない事もあるなんて聞くほどの人気宿ですが、やはり一度は訪れてみたいと思うのが釣り人心理。3連休最終日だしそんなに混まないんじゃないかとの周囲からの意見にも背中を押され、激混み覚悟で行って来ました青べかの宿。昨日夕暮れの2重の虹は、果たして吉凶いずれのお告げでありましょうか。べべべんべん。

 浦安は荒川沿いの道を河口へ向かい、葛西橋通りを左に行けば、朝なら25分程で着いてしまうので、堀切に越して来てからはよく出かけるようになったエリア。特に理由は無いんですが吉久を利用することが多く、多分吉野屋は二度目くらい。出船は7時と言うので、1時間前に着けばいいかなあなんて感じで逆算して出発。どうせ頑張って早く行ってもいい席は埋まっているでしょうからね、無理はしません。

 6時前に到着。沢山の釣り客で賑わっております。空は晴れ、風は無し。このままが続けば最高の釣り日和。桟橋に行きフグ船を尋ねると、一番先の船だけど座れなかったら前で待っているように言われたので、満席状態の1号船をぼんやり眺めつつ2号船の到着を待つ。
 それにしても混んでいるなあ、見たところ隙間はもう無い感じ。人々の会話を聞くともなしに聞いていると、3連休毎日来ているツワモノもいるようで恐れ入っちゃう。

 暫くして2号船到着。と、まだ船が係留されずにいるのに飛び移ったおとっつぁんがいて船長に叱られていたりして。そこまでして艫に入りたいのかね?
 準備が出来て2号船に乗船。思ったほど2号船に移った人は少なく、公大船長の人気の程が伺えますな。
 今日は東よりの風で上げ潮だから、左舷かなぁなんて思って左側に行くと艫にはさっきの抜け駆けオヤジがいたので、不利かとも思ったけど舳に。既にひとり座っていたので2番目に入り道具を準備。前回はカワハギ竿を使ったので、今回は10年選手のマミヤの船竿1号210センチをチョイス。穂先はやわらかいし、胴も張っているので向いてるんじゃないかしら。リールはアブのガンナー。これも10年使ってる。愛着もあるけど最近は軽いのが欲しくてしょうがないっす。考えて見ると、ハゼからマゴチまで殆どこのタックルだなあ。専用竿ってカワハギくらいしか持ってない事に今気がついた。

 6時30分頃、人気者吉野公大船長によるフグ釣り解説が開かれ、餌付けや誘いについてのレクチャーを受けると時間は出船10分前。まもなく船は出発、今日も大貫沖へ。

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葛西の観覧車~。天気もいい感じ~。

 河口付近まで来ても風はそよそよ。朝の涼しい風が気持ちいいなあ。なんて言ってると。

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ここまで35分・・・

 風の塔を過ぎた辺りから、曇ってきたりして・・・

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8時10分海保通過・・・ 

 海堡を過ぎた辺りで凄く寒くなってきて、これはやばいぞカッパも無いぞと嫌な予感が脳裏をかすめていったものの、大貫沖は晴れてました。

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タンゴのリズムが頭から離れません


 さて、吉野家の餌はアルゼンチン赤エビと言うちょっと大き目の立派なエビでした。そういえば、前回の仕立てのときKOBIさんはこれを自前で用意してましたね。甘エビに比べて身もしっかりしていて、美味しそう。このアルゼンチンの赤エビを尾羽を少し残して切って、切り口から縫い刺して、頭を取って3節くらい殻を剥くと。これが朝習ったエビの付け方。なんだか餌を見ているだけで釣れそうな気がしてきました。

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なんだか釣れそうな気がするー

 ポイントに着いてアンカーが入って、開始の合図にそそくさと第1投。着底したら糸ふけを取って数秒ポーズ、軽く空あわせしたらゆっくり錘を落としてポーズ。以下繰り返し。暫くは何の反応もなく、静かに波がちゃぷちゃぷいってる音が聞こえるのみ。エンジンが止まっているので本当に静かなんです。いきなり眠くなります。
 ぼんやり穂先を眺めていると、こそこそっとアタリを確認。しかし、あまりにもぼんやりしていたのであわせることなくやり過ごしてしまい、我に返ってリールを巻くとちゃんと餌がなくなっていました。
 こりゃいかんと喝を入れ再投入すると、まもなくこそこそと穂先が震えているじゃないですか。で、スカッとあわせると空振り。しかし魚は寄っている、右の舳でも今1尾出た。今度はワタシもと盛り上がってきたら、ちょっと移動しますだって。隣の舳のオトーサンが言うには、この船長は移動が多いんだよなあなんてぼやいている。そういえば、この前の一郎丸は一度も動かなかったなあ。船長の判断もいろいろだなあ。

 ものすごく岸が近い所で第2ラウンド。でも10分位で元の場所に戻ってきた。大丈夫なのか船長。因みに2号船船長は多分吉野眞太郎船長。ホームページで見かけるお顔と一緒だからきっとそう。
 さあ、第3ラウンド開始。やっぱりこっちの方が良いみたいで、誘っていると間もなくあたり、コソリと触るのでふっとあわせるがハズレ、まだ餌はついてそうなので粘って次のアタリで竿を立てるとズシン。根掛りかと思ったくらい竿が入って吃驚。でも気持ちイー、カイカン。
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1尾目がでかいとテンション上がりマックス

 本日の一匹目にして最大でした。時計は9時を回った頃。漸く回りでもぽつぽつ喰い始めたかなって所で潮止まり。10時を回ったくらいの上げ始めに、小ぶりのフグが2尾くらい来たっきりまた沈黙。なんだかぱっとしない感じです。隣のオトーサンはまだ0だし。
 それでも、アタリは結構出る様になったから誘いは悪くないんだろうなあ、あわせ遅れが今後の課題だな。と、前回KOBIさんにも言われていたんですが、まだまだよく分りません。それでもひとつ発見、竿は断然今日のほうが面白い。専用竿買うまではこれでいいかな。ちょっと重いけど。
 結局、昼前までに5尾。で、船はちょっと富津の方へ走って行きます。午後は河岸を変えて仕切り直すのかな。とこっちのポイントには野毛屋の船が。fo-goo-logさん乗ってるかなーなんて思って目を凝らしていたら、2秒で撤収。(^^;
 また元の辺りに戻ってきて最後まで。小ぶりをひとつ追加して、結局6尾で終了でした。隣のオトーサンは最後にやっと1尾を掛けボーズ脱出し、右舳の旦那は3尾と言ってたから、フグ2回目にしては上等かなと思う事にして本日は終了。

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帰りはなんと二時間かかりましたよ。1号船が河口で帰りを待ってました。


 宿に戻って魚の処理待ち。やっぱり釣っている人は釣っている。さて、自分の番号が呼ばれ、白子はどうかなー、なんて青いビニールを開きますと、覗いて吃驚のひとつだけ。そこそこの型が3つくらいはいたんですが、まさか白子1個とは。まあ、今年の白子シーズンはこの辺で終わりなんでしょうね。

釣行データ
2009年7月20日月曜日(海の日)【中潮、干潮9:26 満潮16:53】
宿:浦安 吉野屋 7:00出船
ポイント:大貫沖
風向:そよそよ
水色:薄濁り

仕掛け
吉野屋カットー仕掛け10号(カットー針は野毛屋バージョンに付け替え)

竿
15号負荷の舟竿(シロギス用に使っているもの)

リール
小型両軸 
道糸PE0.8号

船中釣果 0-12(2隻の高低)


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マイティー

菖蒲さん、センスおおありですね。来シーズンは爆釣り間違いなしで白子大臣と冷やかそうかな。こちらも禁断症状が出てきましたが天気が一番気に掛かりますね。べべべん、六匹のふぐを手にした菖蒲の助、残念白子は一つだけべべん!
by マイティー (2009-07-21 19:18) 

りんりんパパ

菖蒲さん、

結局フグだったんですね
日曜日に知り合いが同じ船に乗って惨敗したと言ってました。

白子シーズンは終わったようですね。

料理編期待してます!
by りんりんパパ (2009-07-21 19:30) 

菖蒲

マイティーさん>
 べんべん。どうもです。教えてもらった事をやってるだけで、センスはたいした事無いんです^^;
 白子は拍子抜けでした。まさかまさかのひとつでした。残念。
by 菖蒲 (2009-07-21 21:46) 

菖蒲

りんりんさん>
 河豚でした(笑)
 日曜日は海が悪すぎでしょう。しかたないっす。
 料理はどうですかね、新ネタを考えないと。
by 菖蒲 (2009-07-21 21:49) 

きゅ

フグでしたか。うらやましい。
吉野屋からだとポイントまで遠いですね。
羽田のえさ政からフグに行ったときは、終了間際に船上で捌いてくれました。
by きゅ (2009-07-21 22:38) 

みの

吉野屋のふぐに行ったんですね!
羨ましい~~(笑
でも白子もやはり終わりですねぇ~。
あぁ、僕のふぐリベンジは来年に延びそうです。
また、料理を紹介してくださいね!
by みの (2009-07-21 23:02) 

ケンケン

いつも充実した記事ですね~。
ポイント押さえていて楽しく読んでます^^

私も「ああ白子よ、もう一度」と思ってましたがここ2週ほど釣りをサボっているうちに(?)終わってしまったのですね・・・(><)

まあこれでまた来年の楽しみが出来ました。
秋になったらまたお師匠がフグ行くぞーって言うと思うのでまたご一緒しましょう!!
身は秋以降のフグの方が旨いですよ^^
by ケンケン (2009-07-21 23:29) 

菖蒲

きゅさん>
 えさ政という手もありましたね。羽田は亀田屋とかみやしか行った事なかったです。
by 菖蒲 (2009-07-22 08:20) 

菖蒲

みのさん>
 ぎりぎり、あと一周くらいはなんとかなりそうと言う人もいた事はいましたが、正直もう期待薄な感じでしょうか。
by 菖蒲 (2009-07-22 08:22) 

菖蒲

ケンケンさん>
 恐縮です、ただのアホバカ日記です。^^;
 それにしても、秋の方が旨いだなんて!
 これ以上があるとは、ますます恐るべし。
 秋河豚釣行の際は是非誘って下さいませ。
by 菖蒲 (2009-07-22 08:26) 

fu-goo-log

菖蒲さんへ
あのカイカン、また味わえて良かったですね~。
痺れるような、あの重みと引きを味わうと、
ハマッてしまうのではと心配しますよ(^^)。
コメント欄を見てると、ケンケンさんもみのさんも
早くも秋のフグに興味を示しているようで、
いやはや、フグさんには次々と強敵が…^^;;)。
by fu-goo-log (2009-07-22 11:23) 

KOBI

吉野屋に行かれたんですね。

出船前の公大船長のレクチャーは参考になるでしょ。これを聞くだけでも、吉野屋に行く価値はあるかな~とも思います。
親方船長の船だったんですね。私はフグ船では親方の船には乗ったことがないので、一度乗ってみたいと思っているんですが・・・。
親方のフグやアナゴをおろす包丁捌きは見事ですね。

竿頭12尾で、6尾の釣果は決して悪くないとは思いますが、アタリはかなり出せていたみたいですからねぇ~・・・・掛けられる掛けられないは、その日その時によって結構変わってきちゃうものです。でも、周りよりフグを餌に寄せられているのは、たまたまのコトじゃないですから、これが常にできれば、ドカーンと一人爆釣果の可能性があると思いますよ!

お疲れ様でした。
by KOBI (2009-07-22 20:45) 

菖蒲

fu-goo-log先生>
 カイカン率を上げるべく勉強いたしますです。
by 菖蒲 (2009-07-23 00:15) 

菖蒲

KOBI師匠>
 親方の包丁捌きは確かに素晴らしかったです。惚れ惚れしました。
 仕掛け投入2秒で移動は大げさではなく2回くらいありました。ちょっと面白かったです。^^;
 どかんと一発、いつかやってみたいです!
by 菖蒲 (2009-07-23 00:19) 

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