梅雨明け間近に鍋をする理由 [フグ話]
それは勿論、釣ったフグをガツガツと食べたいから。
ふぐって、本当に美味しかったんですね。
土曜日の獲物は、各方面から集められた情報により、キッチンペーパーに巻かれたまま一日寝かされた後に鍋に投入。
夏も近づこうと言う７月初めの日曜日である。暑くて鍋は厳しいのではないかとも思ったんですが、梅雨寒でしょうか、夜は比較的涼しく、全く問題なく速攻で胃袋に収まってしまった。
ぶつぶつっとやや大きめに切り分けて昆布と一緒に火にかけ、昨日ボイルしておいた白子も放り込む。すぐに我慢できなくなって蓋を空けてみると、じわじわとダシがしみ出しているのか、うっすらと濁り始めています。
沸騰する前に昆布を引き上げて、代わりに葱を投入。急に鍋などと言い出したので、具になるメボシイ野菜が見当たらず水炊き状態なのだが、これはこれでフグの旨さをじっくり味わえるはず。たぶん。
果たして炊きあがり、いざ食卓へ。ふたを開ける、香り立つ湯気。あせって箸をつけそうになって、あわててカメラの用意。よく、食べ終わってから写真取り忘れたことに気付くんです。
ああ、フグさん、どうして君には毒があるの
では、気を取り直して。いただきます。っと、もー、これは文句無く美味い。釣りに心得があって未だショウサイフグを経験していない方は、ちょっと損してますよ。コラーゲンなんでしょうか、じんわりしみ出したダシの旨味は今までの魚介系のダシにはない感じ。
ポン酢に付けて、はふはふ。身はしまっているけど、全然硬くなくてプリプリしてます。これはいい。白子はプルプル。口の中でトロリ。ハフプリでプルトロ。
痛風キャリアとしては実に危険な食材であるが、タマにはいいよね。タマでもないんだけど。ああっ、もうなんでこんなものを釣って来てしまったんだろう。
あっという間に平らげて雑炊へ。刺身で出た中骨を炙ってから鍋に入れ、ダシにトドメを刺して飯を投入。タマゴを掛けてっと。
平らげたと申しましたが、雑炊用に身を少しだけ取っておいてます。
タクアンは無しです。なんとなく、豚骨の様な風味もありますな。
高菜の漬け物があったのでトッピング。うばー、うまいよお。
実はフグというモノを食べるのは、これが初めてだったりするんです、ワタシ。父方の田舎が下関なのに。人生の不思議であります。
夏の鍋 フグの旨さに 湯気踊る
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ふぐって、本当に美味しかったんですね。
土曜日の獲物は、各方面から集められた情報により、キッチンペーパーに巻かれたまま一日寝かされた後に鍋に投入。
夏も近づこうと言う７月初めの日曜日である。暑くて鍋は厳しいのではないかとも思ったんですが、梅雨寒でしょうか、夜は比較的涼しく、全く問題なく速攻で胃袋に収まってしまった。
ぶつぶつっとやや大きめに切り分けて昆布と一緒に火にかけ、昨日ボイルしておいた白子も放り込む。すぐに我慢できなくなって蓋を空けてみると、じわじわとダシがしみ出しているのか、うっすらと濁り始めています。
沸騰する前に昆布を引き上げて、代わりに葱を投入。急に鍋などと言い出したので、具になるメボシイ野菜が見当たらず水炊き状態なのだが、これはこれでフグの旨さをじっくり味わえるはず。たぶん。
果たして炊きあがり、いざ食卓へ。ふたを開ける、香り立つ湯気。あせって箸をつけそうになって、あわててカメラの用意。よく、食べ終わってから写真取り忘れたことに気付くんです。
ああ、フグさん、どうして君には毒があるの
では、気を取り直して。いただきます。っと、もー、これは文句無く美味い。釣りに心得があって未だショウサイフグを経験していない方は、ちょっと損してますよ。コラーゲンなんでしょうか、じんわりしみ出したダシの旨味は今までの魚介系のダシにはない感じ。
ポン酢に付けて、はふはふ。身はしまっているけど、全然硬くなくてプリプリしてます。これはいい。白子はプルプル。口の中でトロリ。ハフプリでプルトロ。
痛風キャリアとしては実に危険な食材であるが、タマにはいいよね。タマでもないんだけど。ああっ、もうなんでこんなものを釣って来てしまったんだろう。
あっという間に平らげて雑炊へ。刺身で出た中骨を炙ってから鍋に入れ、ダシにトドメを刺して飯を投入。タマゴを掛けてっと。
平らげたと申しましたが、雑炊用に身を少しだけ取っておいてます。
タクアンは無しです。なんとなく、豚骨の様な風味もありますな。
高菜の漬け物があったのでトッピング。うばー、うまいよお。
実はフグというモノを食べるのは、これが初めてだったりするんです、ワタシ。父方の田舎が下関なのに。人生の不思議であります。
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菖蒲庵さん、こんばんは。ひょっとして、不景気でお客の減ったフグ屋の回し者でしょうか。これを見たら家に帰る前に胃液がドバット出て胃酸過多で胃薬が欲しくなる、アリャ薬屋の回し者だ。お酒を飲まないし、家族で外食してもフグはないので、フグのフルコースはもう十年以上前に鴨居沖で釣ったショウサイフグがあまりにもでかくて見事だったので、カーチャンがフグ屋まで持ち込みして下準備してもらった時に食べて以来、食していませんが、今ハッキリとあの時の美味しさが、外で食べたトラフグより美味い、と言うことを思い出しました。
by マイティー (2009-07-07 19:19)
菖蒲庵さんへ
釣行記も拝見し、ブックマークにも入れさせてもらいましたが、鍋と雑炊のレシピ、実にいいですね～（＾＾）。特に雑炊は凄く旨そうで感嘆です！私も雑炊が大のお気に入り。
ダシ用に中骨を炙ったのがgooです。私は忘れることが多いんですが、ダシの濃さや風味の上からも炙るのがポイントですね。
去年暮れ、あるフグ釣りブロガーから教えてもらいました。「正月の雑煮はフグです。中骨もいいダシが出るので炙って使ってるんです」と。
菖蒲庵さんがちゃんと、炙る効用を知ってらっしゃるので驚きました。
by fu-goo-log (2009-07-07 21:53)
菖蒲庵さん、
白子も入ってメチャ美味そうな鍋じゃないですか。
自分も締めの雑炊ファンです。
河豚って味は淡白なのに物凄い出汁がでる不思議な魚ですね。
そんでもって猛毒を持ってるんだから更に不思議です。
行きつけの寿司屋が河豚を取り扱ってるので一度河豚免許の教科書を見せてもらったことがあるんですが、河豚ってめちゃくちゃ種類があって、それぞれの種類で食べられる部位が違うんですよね。
明日仕事で夜の会食があるんで河豚に行ってきますわ（笑）
by りんりんパパ (2009-07-07 23:19)
僕もこの前鍋にしたんですが…白菜が固くてイマイチでした(＞＜)
やっぱ旨いフグには旨い野菜が無いと満足しません…
ちなみに冬の寒い時期はチゲ鍋にフグ入れちゃいます！雑炊は卵多めに入れるとまろやかな味に(^o^;
もったいないかな？でも温まりますよ(・∀・)ﾉ
by ＨＩＲＯ (2009-07-08 00:25)
マイティーさん＞
料理屋のトラより自前のショウサイですね。なんかの格言みたいなフレーズですな。でも、まだトラフグって食べたこと無いので、この格言を口にする資格はありませんな。
それはさておき、フグ料理屋にショウサイ持ち込んじゃったんですか。でも、自分で捌くのはちょっと怖いですもんねぇ。その手があったか。
by 菖蒲 (2009-07-08 02:07)
fu-goo-logさん＞
炙りがgooですか！ 間違ってなくて良かったです。
田舎の義父が小魚を釣ると出汁用に焼き干しを作っていたので真似してみました。
今回のは、いつかまたフグ出汁の雑炊が食べたくなった時用に取っておこうと思ったんですけど、我慢できずに使っちゃいました。(^^;
by 菖蒲 (2009-07-08 02:12)
りんりんさん＞
白子はあったかいのがgooです。ふぐ調は教科書があるんですか。でも、間違ったらたいへんですもんね。しっかり覚えないと。
明日はふぐですか（笑）うつっちゃいましたね。
by 菖蒲 (2009-07-08 02:17)
HIROさん＞
チゲふぐ、よさげですな。いつか試したいです。
白菜はやはり冬のものですからね。鍋に入れたい気持ちをぐっとこらえて、夏鍋はシンプルにいくのが得策かと・・
今日はどうだったんですか？ふぐ。
by 菖蒲 (2009-07-08 02:20)
おはようございます♪
昨日行く予定でしたが南西やや強の為やめちゃいました！
北寄りの風なら問題ないんですがね（泣）
チゲふぐお試しあれ♪
でも夏は暑いんでやめたほうがいいです（笑）
by HIRO (2009-07-08 09:20)
HIROさん
中止でしたか、残念でしたね。暑い時期のチゲってのもやってみたいですけどね、あえて。
by 菖蒲 (2009-07-08 10:58)
菖蒲庵さん、
いま思い出しました。
早くふぐの店探さなきゃ（笑）
銀座周辺でもしお薦め店があったら教えてください。
HIROさん、
はじめまして＆横レスで申し訳ありません。
東京湾に南っけの風は船がクルクルしちゃって釣りにならないことが多いんで、止めて正解なんじゃないですか。
この無念さを次回にぶつけてください。
by りんりんパパ (2009-07-08 12:25)
りんりんさん＞
残念ながら、ふぐの店はわからないですねー。
今日はもう仕事に戻れませんね、ふぐがちらついちゃって。
ふぐチラ鍋。
by 菖蒲 (2009-07-08 13:12)