海苔棚を 矯めつ眇めつ ふくと待つ -10月8日 ショウサイフグ- [フグ話]
トップがつ抜けというだけでソワソワしてしまうほどこの頃の湾フグは釣れておらず、ワタシの釣果も前々回２尾、前回４尾と貧果が続いた９月でありました。しかしこの頃漸く釣れだした様な気配が漂い、6日の吉野屋船でトッ２２尾、翌７日も風がかなり吹いた中でも１２尾、親子で乗船したお客さんもみんなで１５、６尾も釣っていたとの情報が届き、コレは土曜日あたり海も凪ぎそうだしいい感じで釣れちゃうんじゃないのかな〜、なんて感じで懲りずに出かけて来ました。それはそうと、秋も随分と深まり、早朝のバイク移動は、もうフリースの１枚も仕込まないと寒いですなあ。
土曜日だし、ワタシの様な考えの人がやって来て混むかしらと思いましたが、まだまだカワハギが大人気でフグ船は１２名程。既に４隅と、トモは２番目までは埋まっていたので、左舷トモ３番目操舵室の真横が今日の釣り座。定刻より少し遅れて出船したのでポイント到着は８時４０分頃。一気に観音様の顔が見えるあたりまで南下したところからのスタート。
海上はベタナギ無風、潮は澄み。
開始直後、ぽんぽんぽーんと気持ちよくサバフグが続き、ため息が固まりで足下に落っこちた後３カ所程小刻みに移動。その移動後漸く竿をしぼってショウサイが上がったモノの１６センチとリリースサイズ。でもバケツが寂しいから大きいの来るまでつき合いなさいと、ひとまずキープする午前９時３０分。
釣れるサバフグがまた小さいの
それから小１時間はサバフグが続き、これまた先週の二の舞かと脳が溶けかかったその瞬間、ズシンと良い手応えが、と思ったら軟体系のムニムニとした引き。墨イカゲットです。丁度乗り合いも始まった墨イカ、小さい方が美味とされるイカですが、船長が丁寧に締めてくれたのでありがたくお持ち帰り。これで今夜のオカズは良し。とか言ってる場合じゃなく、ショウサイはどうしたのか。
ここで再度の小移動の後、漸くコソコソと繊細なアタリが。つつっと穂先に出たアタリで即合わせが出来なかったので、オモリを底に着けたまま待つと、セオリー通りにもう一度穂先が動いたのでそこで合わせるとズシン。グングンと引きながら漸く２５センチクラスのショウサイ。コレが２度程続いた１０時半。チビフグは晴れて放免され、樽には中型２尾が泳ぐ。
続く移動のあと、久々に食いが立ち、右や左で竿が絞り込まれる。釣れるフグもなかなか良い型。ワタシも大きいの釣りたいぞと穂先に集中。船長から兎に角ゆっくり仕掛けを下ろすようにアドバイス、初心忘れるべからず、誘い上げてからの仕掛けをスピードをゆっくりゆっくり下ろすこと数回目。つつっと穂先を揺らしたのに、即合わせでヒット。実に気持ちいい。
ここから暫く入れがかりが続き、樽には６尾のフグが泳ぐ１１時１５分。
続く場所でも同様に数尾続き、お昼前につ抜け達成。いやー、今日来て良かったー。
なんだか分らないでしょうが、１０尾のフグが泳いでいるのです
ひとまず落ち着いたので弁当を食べていると、少し移動しますと船は北上。今年も大貫には海苔棚が浮かんでおります。あの下からフグがポコポコ出て来たら良いのになあ、なんて重いなが眺めていると、船はどんどん進んで、海苔棚の間をゆっくり通過。
その下に君たちは居るのかい？？
移動後１カ所目は弁当休憩で竿を出さず、次の移動で再会すると、仕掛けを入れるなり、ぴぴぴっとはっきりとアタリ、コレはもしやと合わせると重たい引き込みとともにアカメが登場。
船長、アカメを確認するとすぐ移動。次の場所でもミヨシでアカメが出るとすぐ移動。何故粘らないのか聞くと、この辺のアカメはひとつ出た後はまず続かないとかで、地味に拾って行くのだそうな。しかしアカメの拾い釣りはあまり数が出ないようで、次場所で再びショウサイがポツポツアタリ出す。
海苔棚が近いので、仕掛けは投げないように注意があり、船下を基本通りに探る。フグチャ〜ン、いらっしゃ〜い。と念仏のように唱えながら仕掛けをゆ〜くり下ろしていると何度めかの誘いで微細なアタリ。２度目のアタリでうまくヒット。どかどかと続く事は無いけれど、ミヨシでも良型が上がるのが何度か見えた。
小移動ごとに１、２尾必ず上がるペースで最後まで型を見る事が出来て、終わってみればアカメ１尾を含む２０ジャスト。終了間際に２１尾めとなるかというアタリが出た物の、欲張ると掛からないの法則。餌を取られておしまい。
それにしてもワタシにとっては今年一番の好釣果。フグのアタリ方も妙に素直で、合わせると掛かってくれるという滅多に無い具合の良さ。おかげでサバフグやらに邪魔されつつも、餌を２パック使い切らなかった効率のいい釣りが出来まして、お財布にも優しい秋のフグ釣りでありました。
クーラーの底が見えないのは今年初の出来事ですよ
船中釣果は３〜２０と竿頭もゲット。前々回など２尾で殆ど裾釣果だったのを考えると、ますますフグってよく分らないわ〜、とか思いつつ、今日は素直に喜びたい感じでございますよ。次頭が左舷トモで９尾というから、謎の胴の間フィーバーだったみたい。こんな事はもう無いかも知れませんなあ。良い思い出になりましたー。つって、ちょいと自慢記事書かせてもらっちゃいました。でへへ。
■釣行データ
2011年10月8日土曜日
中潮 干潮08:00 満潮14:46（第一海堡）
[風] 無し
[波] 無し[潮色] 澄み〜うす濁り
[宿] 浦安吉野屋 7:00出船
[ポイント] 大貫沖6~9メートル前後
[釣り座] 左舷トモ3番
[タックル]
竿：吉野屋オリジナル
リール：シマノ・スコーピオンXT 1501-7
道糸：PE0.8号 先糸：フロロ4号50センチ
[仕掛け] カットウ、錘8〜10号
[釣果] 20~27cm 20尾（船中釣果 3～20）
＊餌：2パック
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土曜日だし、ワタシの様な考えの人がやって来て混むかしらと思いましたが、まだまだカワハギが大人気でフグ船は１２名程。既に４隅と、トモは２番目までは埋まっていたので、左舷トモ３番目操舵室の真横が今日の釣り座。定刻より少し遅れて出船したのでポイント到着は８時４０分頃。一気に観音様の顔が見えるあたりまで南下したところからのスタート。
海上はベタナギ無風、潮は澄み。
開始直後、ぽんぽんぽーんと気持ちよくサバフグが続き、ため息が固まりで足下に落っこちた後３カ所程小刻みに移動。その移動後漸く竿をしぼってショウサイが上がったモノの１６センチとリリースサイズ。でもバケツが寂しいから大きいの来るまでつき合いなさいと、ひとまずキープする午前９時３０分。
釣れるサバフグがまた小さいの
それから小１時間はサバフグが続き、これまた先週の二の舞かと脳が溶けかかったその瞬間、ズシンと良い手応えが、と思ったら軟体系のムニムニとした引き。墨イカゲットです。丁度乗り合いも始まった墨イカ、小さい方が美味とされるイカですが、船長が丁寧に締めてくれたのでありがたくお持ち帰り。これで今夜のオカズは良し。とか言ってる場合じゃなく、ショウサイはどうしたのか。
ここで再度の小移動の後、漸くコソコソと繊細なアタリが。つつっと穂先に出たアタリで即合わせが出来なかったので、オモリを底に着けたまま待つと、セオリー通りにもう一度穂先が動いたのでそこで合わせるとズシン。グングンと引きながら漸く２５センチクラスのショウサイ。コレが２度程続いた１０時半。チビフグは晴れて放免され、樽には中型２尾が泳ぐ。
続く移動のあと、久々に食いが立ち、右や左で竿が絞り込まれる。釣れるフグもなかなか良い型。ワタシも大きいの釣りたいぞと穂先に集中。船長から兎に角ゆっくり仕掛けを下ろすようにアドバイス、初心忘れるべからず、誘い上げてからの仕掛けをスピードをゆっくりゆっくり下ろすこと数回目。つつっと穂先を揺らしたのに、即合わせでヒット。実に気持ちいい。
ここから暫く入れがかりが続き、樽には６尾のフグが泳ぐ１１時１５分。
続く場所でも同様に数尾続き、お昼前につ抜け達成。いやー、今日来て良かったー。
なんだか分らないでしょうが、１０尾のフグが泳いでいるのです
ひとまず落ち着いたので弁当を食べていると、少し移動しますと船は北上。今年も大貫には海苔棚が浮かんでおります。あの下からフグがポコポコ出て来たら良いのになあ、なんて重いなが眺めていると、船はどんどん進んで、海苔棚の間をゆっくり通過。
その下に君たちは居るのかい？？
移動後１カ所目は弁当休憩で竿を出さず、次の移動で再会すると、仕掛けを入れるなり、ぴぴぴっとはっきりとアタリ、コレはもしやと合わせると重たい引き込みとともにアカメが登場。
船長、アカメを確認するとすぐ移動。次の場所でもミヨシでアカメが出るとすぐ移動。何故粘らないのか聞くと、この辺のアカメはひとつ出た後はまず続かないとかで、地味に拾って行くのだそうな。しかしアカメの拾い釣りはあまり数が出ないようで、次場所で再びショウサイがポツポツアタリ出す。
海苔棚が近いので、仕掛けは投げないように注意があり、船下を基本通りに探る。フグチャ〜ン、いらっしゃ〜い。と念仏のように唱えながら仕掛けをゆ〜くり下ろしていると何度めかの誘いで微細なアタリ。２度目のアタリでうまくヒット。どかどかと続く事は無いけれど、ミヨシでも良型が上がるのが何度か見えた。
小移動ごとに１、２尾必ず上がるペースで最後まで型を見る事が出来て、終わってみればアカメ１尾を含む２０ジャスト。終了間際に２１尾めとなるかというアタリが出た物の、欲張ると掛からないの法則。餌を取られておしまい。
それにしてもワタシにとっては今年一番の好釣果。フグのアタリ方も妙に素直で、合わせると掛かってくれるという滅多に無い具合の良さ。おかげでサバフグやらに邪魔されつつも、餌を２パック使い切らなかった効率のいい釣りが出来まして、お財布にも優しい秋のフグ釣りでありました。
クーラーの底が見えないのは今年初の出来事ですよ
船中釣果は３〜２０と竿頭もゲット。前々回など２尾で殆ど裾釣果だったのを考えると、ますますフグってよく分らないわ〜、とか思いつつ、今日は素直に喜びたい感じでございますよ。次頭が左舷トモで９尾というから、謎の胴の間フィーバーだったみたい。こんな事はもう無いかも知れませんなあ。良い思い出になりましたー。つって、ちょいと自慢記事書かせてもらっちゃいました。でへへ。
■釣行データ
2011年10月8日土曜日
中潮 干潮08:00 満潮14:46（第一海堡）
[風] 無し
[波] 無し[潮色] 澄み〜うす濁り
[宿] 浦安吉野屋 7:00出船
[ポイント] 大貫沖6~9メートル前後
[釣り座] 左舷トモ3番
[タックル]
竿：吉野屋オリジナル
リール：シマノ・スコーピオンXT 1501-7
道糸：PE0.8号 先糸：フロロ4号50センチ
[仕掛け] カットウ、錘8〜10号
[釣果] 20~27cm 20尾（船中釣果 3～20）
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ぶっちぎり！それも胴の間での竿頭、あらためておめでとう！！
フグ釣りはハラハラドキドキのときも多いですが、今回は気持ち良く釣りができて何よりでしたね＾＾。
アカメも美味しいですが、大貫のショウサイも狙いた～い。鶴見のF丸も富岡～八景沖に来ているようで…＾＾；；。
アカメは1週間寝かせて、今日で食べきるので、これからモチベーションを上げます（＾＾）
by fu-goo-log (2011-10-10 10:42)
菖蒲さん、
あら、お見事！
ここのところ邪魔ものがいたから鬱憤晴らせたのでは？
by りんりんパパ (2011-10-10 14:04)
いいな、いいな、自慢大いに結構。
（結果的にはblogなんてほとんどが自慢なんですもん！＾＾；）
爆釣、おめでとうでした。
by すずきん (2011-10-10 19:17)
お疲れ様でした～
厳しい湾フグで２０匹は凄いですね！且つ竿頭おめでとうございます。
鹿嶋だと平均的に釣れますが、湾フグだと腕の差が確実に出ますね～
後は美味しい料理とお弁当ですね！！
by とめきち (2011-10-10 19:45)
おめれとう～～
納得いく釣果で良かったじゃないですか、
竿頭って結構嬉しいよね。
by かんこ (2011-10-10 20:36)
fu-goo-logさん、こんばんは〜
気持ちよかったですよ〜、集中力が切れる前にアタリが出てくれるくらいが一番ですわ。いい日に当たりました。
モチベーション上げて、大貫に備えて下さい！！
吉野屋船は本日も好調だったようです！！
by 菖蒲 (2011-10-10 21:50)
りんりんぱぱさん、こんばんは〜
アジサバの話もあったからどうしようかと思ったんだだけど、キンメだったみたいだし、フグ行ってみたら当たっちゃったって感じ？
でも、鬱憤は晴れました〜
by 菖蒲 (2011-10-10 21:55)
すずきんさん、ありがとうございます。
なんかこの頃、吉野屋好調みたいで、ワタシもおこぼれに預からしていただきやした。
by 菖蒲 (2011-10-10 21:58)
とめきちさん、ありがとうございます〜
鹿島ほど派手には行きませんが、今回は運良くかけられました。しかし、なんで同じフグでこんなにも習性が違うんでしょうね？？？
by 菖蒲 (2011-10-10 22:01)
かんこさん、こんばんは〜
竿頭は嬉しいですよ〜。でもよく分んないでやってるから続かないんですよね〜
今度はまた裾ですよきっと。
by 菖蒲 (2011-10-10 22:05)