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ベタ凪の 大貫沖でマゴチ釣り -その1- [マゴチ話]
今年に入って、というかずいぶんと凪の海で釣りをしていなかったが、本日5月27日は天気もよく海上はベタベタのナギナギ。鏡面のごとく空を映す大貫の海にて、マゴチ釣りを楽しんで参りましたとさ。
前日までの情報でムギイカがかなりの乗りであがったという報を受け、釣行日はかみやもムギイカ初日。にわかにイカづいている私は思わず悩んでしまふ。前回のかみやでの穴子の帰り際、マゴチ船の船長に見つかってしまい、「マゴチが待ってますよ~」なんて言われてから次はマゴチ釣りと決めていたのに悪い癖である。おまけに大貫沖といったら、いま白子がいい具合に入りだしたというフグも気になる。
それぞれの魚の料理写真と道具どもを見比べながらうなること数時間。いや、今回はずっとマゴチに決めていたのだ、きっとたくさんつれるはずだ、洗いだ、天ぷらだ、煮付けに潮汁だ。
鼻息荒く6時30分ころかみやに到着、昼まで下げ潮の南風、みよしが潮先でいいのかな、などとぶつくさ言いながら船着場へ行ってみると、案の定みよしは埋まっており、あいているのは左舷の艫。自慢ではないが、私は狙った座席につけた事なんて一度もない。一分一秒でも長く寝ていたいので席取り合戦はいつも出遅れてしまう。しかし、たいてい釣りの前夜は気が張って眠れない。この矛盾はいつになったら解けるのだろうか。
まあ、とにかく今日は左舷の艫である。
船は小一時間で大貫沖へ到着。今までワタシが経験したマゴチ釣りでは、初めに餌用のメゴチを釣ってからマゴチを狙うという、付け餌自前型2段回釣法を取るのだが、最近は餌のメゴチが少ないらしく、なんと餌はクルマエビ。釣り界ではサイマキと呼ぶらしいこの生きたエビを使ったコチ釣りは初めてである。うまく針に付けられるかが心配であったが、意外とエビちゃんは聞き分けよく針を受け入れてくれた。
始めに、目の間から突き出ている角をぽきりと指で折り、針を口にあてがうと簡単に入って行く。殻は半透明なので、口から入れた針先が殻の内側中央に来ているのを見て少し針先を出す程度に殻に刺してやる。殻から針先を出す時にちょっと嫌がるが、それ以外は実にすんなりと餌付けは完了。
考えてみれば、エビにしたらいきなりむんずと捕まえられたと思ったら、口一杯に鉄の杭を突っ込まれ、頭に抜かれるんだからたまったもんではないわなあ。普通嫌がるよなあ。ワタシならいやだ。エビに生まれなくて本当に良かった。
船が落ち着き、船長から開始の合図。本日は改造したヘチ竿2.4メートルを置竿に、キス竿2.1メートルを手持ちと二本の竿を出した。15号の鋳込み天秤にハリス4号1.5メートル。チモトに糸錘(ヒューズ)を適当に巻き付けたススキ針17号と言うのが本日の仕掛け。実にシンプル。
こいつらにエビちゃんを付けてそろそろと海中に落とす。錘を底から1メートル上げて待つ。竿先をじっと見ながらアタリを待つ。数十秒ごとに棚を取り直しつつ待つ。べた凪なので一連の動作がとても楽。コチ釣りは凪に限る。
なんて言っていると、何と第一投目3度目くらいの棚取りの後、ヘチ竿の方にいきなりアタリが出たぢゃないですか。一日粘って1本出ればいいやってな釣りで、開始早々のアタリ。マゴチは数回しかやった事無いとは言え、こんなにいきなりアタリが出たのは初めて。もーコーフン。心臓ばくばくいわせながらそろりと竿を手に持ち次の引き込みを待つ。
くん、くん・・・ぐんぐん・・・ときてグイイイっと竿を絞り込んだ所で合わせると、本年度初のマゴチ様がガッツリ掛かって下さりました。ぐいぐいと暴れる引きは何度体験してもたまらないのであります。水深は10メートルちょっとなので水面まではあっという間なのだが、これが以外と手こずる。ワタシなりにやり取りしつつ船長の出してくれたタモにおさまったのは40センチくらいのレギュラーサイズ。
いやはや、幸先のいいスタートではないですか。しかし、このパターンの後ってたいてい沈黙が続くのよねぇ・・・っとか思っていたら今日は違うみたいで、今度はキス竿にアタリ。徐々に引き込みが強くなって行くのをこらえつつ、ぐいっと引いた所で合わせて本日2本目。
タライに入った二匹のコチはまるで家紋の様に対称に行儀よく収まっております。うーん、ムギイカに乗らなくて正解であった。しかも席も当たりだったようで、みよしは未だアタッていない様子。残り物にはいい事があるもんなんだなあ、タマには。
-その2に続く-
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前日までの情報でムギイカがかなりの乗りであがったという報を受け、釣行日はかみやもムギイカ初日。にわかにイカづいている私は思わず悩んでしまふ。前回のかみやでの穴子の帰り際、マゴチ船の船長に見つかってしまい、「マゴチが待ってますよ~」なんて言われてから次はマゴチ釣りと決めていたのに悪い癖である。おまけに大貫沖といったら、いま白子がいい具合に入りだしたというフグも気になる。
それぞれの魚の料理写真と道具どもを見比べながらうなること数時間。いや、今回はずっとマゴチに決めていたのだ、きっとたくさんつれるはずだ、洗いだ、天ぷらだ、煮付けに潮汁だ。
鼻息荒く6時30分ころかみやに到着、昼まで下げ潮の南風、みよしが潮先でいいのかな、などとぶつくさ言いながら船着場へ行ってみると、案の定みよしは埋まっており、あいているのは左舷の艫。自慢ではないが、私は狙った座席につけた事なんて一度もない。一分一秒でも長く寝ていたいので席取り合戦はいつも出遅れてしまう。しかし、たいてい釣りの前夜は気が張って眠れない。この矛盾はいつになったら解けるのだろうか。
まあ、とにかく今日は左舷の艫である。
船は小一時間で大貫沖へ到着。今までワタシが経験したマゴチ釣りでは、初めに餌用のメゴチを釣ってからマゴチを狙うという、付け餌自前型2段回釣法を取るのだが、最近は餌のメゴチが少ないらしく、なんと餌はクルマエビ。釣り界ではサイマキと呼ぶらしいこの生きたエビを使ったコチ釣りは初めてである。うまく針に付けられるかが心配であったが、意外とエビちゃんは聞き分けよく針を受け入れてくれた。
始めに、目の間から突き出ている角をぽきりと指で折り、針を口にあてがうと簡単に入って行く。殻は半透明なので、口から入れた針先が殻の内側中央に来ているのを見て少し針先を出す程度に殻に刺してやる。殻から針先を出す時にちょっと嫌がるが、それ以外は実にすんなりと餌付けは完了。
考えてみれば、エビにしたらいきなりむんずと捕まえられたと思ったら、口一杯に鉄の杭を突っ込まれ、頭に抜かれるんだからたまったもんではないわなあ。普通嫌がるよなあ。ワタシならいやだ。エビに生まれなくて本当に良かった。
船が落ち着き、船長から開始の合図。本日は改造したヘチ竿2.4メートルを置竿に、キス竿2.1メートルを手持ちと二本の竿を出した。15号の鋳込み天秤にハリス4号1.5メートル。チモトに糸錘(ヒューズ)を適当に巻き付けたススキ針17号と言うのが本日の仕掛け。実にシンプル。
こいつらにエビちゃんを付けてそろそろと海中に落とす。錘を底から1メートル上げて待つ。竿先をじっと見ながらアタリを待つ。数十秒ごとに棚を取り直しつつ待つ。べた凪なので一連の動作がとても楽。コチ釣りは凪に限る。
なんて言っていると、何と第一投目3度目くらいの棚取りの後、ヘチ竿の方にいきなりアタリが出たぢゃないですか。一日粘って1本出ればいいやってな釣りで、開始早々のアタリ。マゴチは数回しかやった事無いとは言え、こんなにいきなりアタリが出たのは初めて。もーコーフン。心臓ばくばくいわせながらそろりと竿を手に持ち次の引き込みを待つ。
くん、くん・・・ぐんぐん・・・ときてグイイイっと竿を絞り込んだ所で合わせると、本年度初のマゴチ様がガッツリ掛かって下さりました。ぐいぐいと暴れる引きは何度体験してもたまらないのであります。水深は10メートルちょっとなので水面まではあっという間なのだが、これが以外と手こずる。ワタシなりにやり取りしつつ船長の出してくれたタモにおさまったのは40センチくらいのレギュラーサイズ。
いやはや、幸先のいいスタートではないですか。しかし、このパターンの後ってたいてい沈黙が続くのよねぇ・・・っとか思っていたら今日は違うみたいで、今度はキス竿にアタリ。徐々に引き込みが強くなって行くのをこらえつつ、ぐいっと引いた所で合わせて本日2本目。
タライに入った二匹のコチはまるで家紋の様に対称に行儀よく収まっております。うーん、ムギイカに乗らなくて正解であった。しかも席も当たりだったようで、みよしは未だアタッていない様子。残り物にはいい事があるもんなんだなあ、タマには。
-その2に続く-
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